リファラースパム対策

Googleアナリティクスでアクセス解析をする場合に悩まされるのが、リファラースパム。
アクセス解析者(つまり私)が大量にアクセスのあるドメインを調べに行き、その結果スパム作成者の誘導するURLに飛ばされてしまう、という仕組み。
これのせいで、有効なアクセス数がわからなくなり非常に迷惑なもの。
対策としてフィルタを設定するのだが、新規のスパムごとに作成しなければならず、面倒だ。
今回、SEM Technologyさんの記事を参考にさせていただきます。
引用します。

ファラースパムのほとんどは、実際にWebサイトに訪問しているわけではなく、
ランダムにGoogleアナリティクスのトラッキングコードを生成して、
そのトラッキングコードに対してMeasurement Protocolを用いて
ページビューデータを送信しています。
このときに、一般的に使われているパラメーター
(ページパスや参照元情報、ブラウザ、言語など)については、
それっぽい値を指定してきているので、
それら一般的なパラメーターでのフィルタ作戦は難しいのが現状です。

(実際にWebサイトに訪問しているわけではない)たしかにそういう事でwordpressのアクセス解析プラグインでみると、リファラースパムはゼロなのだ。
だからサイト側で特定ドメインのブロックをしようにも、訪問していないのだから、そもそも無理。

なので、SEM Technologyさんの記事で紹介されている、(トラッキングコードのカスタマイズ)などの方法が有効のようである。
カスタムディメンションの設定その他、わかりにくかったので補足する。

アナリティクス設定→カスタムディメンション


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新しいカスタムディメンションを作成


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「名前」は任意、「範囲」はセッションで、「アクティブ」にチェック。


スクリーンショット 2015-08-17 15.57.20


カスタムディメンションが作成される。


スクリーンショット 2015-08-17 16.03.12


サイトに貼り付けるトラッキングコードの最後に以下を追加。

  ga('create', 'UA-xxxxxx', 'auto');
  ga('send', 'pageview');
 ↓ここから
  ga('send', 'pageview', {
    'dimension1': 'referrerspam'
  })

「referrerspam」は任意で。

次にフィルタ設定をします。

アナリティクス設定→ファイル→新しいフィルタでフィルタを追加


スクリーンショット 2015-08-17 16.19.50


フィルタ名:リファラースパム除去(任意)
フィルタの種類:カスタム 一致
フィルタ フィールド:リファラースパム回避(カスタムディメンション作成時の名前)
フィルタ パターン:referrerspam(トラッキングコードで設定した名称)

フィルタ フィールドは以下の画像のように検索すると出て来ます。


スクリーンショット 2015-08-17 16.20.26


設定は以上です。

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