「プログラミングを学ぶのに年齢は関係ない。」そりゃそうです。何事も学ぶのに年齢制限などありません。
50代のあなたが知りたいのは今から勉強を初めてプログラマーとして稼ぐ事が出来るかですよね。
結論からいきます。
50代で未経験のあなたが今から勉強を始めてプログラマーとして稼ぐ事は出来ます。
もっと正確にいうと稼げる可能性はあります。
しかし企業で採用される可能性はかなり低いです。
フリーランスつまり個人事業主として仕事を受注していくスタイルの方が可能性があります。
50代で未経験の人が今から勉強を始めてプログラマーとして稼ぐ事は出来る
何パーセントくらいの確率で稼げますか?
統計をとってみないとわかりませんよね。
例えば仕事にするのが目的でプログラミングスクールに通った50代の人が一年後にプログラマーとして仕事が出来るようになった割合。
こういうデータが取れれば「何パーセントくらいの確率で稼げる」かがわかります。
でもそのようなデータはないんです。
じゃあ、なんで「50代で未経験の人が今から勉強を始めてプログラマーとして稼ぐ事は出来る」なんて言い切ったんですか?
それもかなり遠回りのやり方をしたにもかかわらず稼げているからです。
未経験の定義
ここで未経験といっても何が未経験なのか確認しておきましょう。
1・プログラミングの勉強をした事がない。
パソコンは扱えるし、exclなんかも触った事はあるが、プログラミングの勉強はまだしていない。
2・実際に仕事としてはプログラミングをやった事がないが、自分でプログラミングの勉強をしていて自作のアプリケーションなどを見せる事は出来る。
1の状態で転職サイトの求人情報を探しているなら100%アウトです。
つまり何も出来ないけど採用されたら指導してもらえると思っている人。
そんな人いる?
新卒の若者を研修して使い物にしていくイメージを持ってるんですかね。
2は可能性がありますよね。
たとえば僕が仕事を頼むとしたら即戦力とはいかないまでも出来そうな仕事を振る事はあるかもしれません。
プログラマーの仕事とはどんなものか
まったくの未経験でしたらプログラマーの仕事とはどんなものか、わかってないですよね。
わかってないです。
プログラマーの仕事の内容
かなりざっくり言うと「プログラミング言語を使ってコンピューターソフトウエアを作る」のが仕事です。
ソフトウエアの種類をわかりやすく大きくわけると、
システム
受注システム。商品管理システム、病院のカルテの管理システム。
大規模になると銀行などのシステム。
「みずほ銀行のシステムエラーにより1日ATMが使えなくなった」。
こんなニュースをたまに見ますよね。
そんなとき裏では大量のプログラマーが右往左往して対応しています。
WEBサイト
パソコン、スマホ、タブレットで見ているインターネット上のあらゆるサイト。
これを作っているのもプログラマーの仕事です。
他と較べるとそれほどスキルが高くなくても参入できる仕事です。ぼくはここから入りました。
電化製品、自動車など
電化製品、自動車、その他多くのもに制御ソフトウエアが組み込まれています。
これを作っているのもプログラマーの仕事です。
エンジニアと言った方がしっくりきます。
ゲーム機、スマホアプリ
ゲーム機、スマホアプリの開発者は今の若者がなりたい職業の上位に入っています。
どちらかというと年齢層が低めの人が多い。
コンピューターソフトウェアを制作するエンジニア業界ではプログラマーは最下層の仕事
実は企業に未経験で採用されるプログラマーが任される仕事はビル工事で言えば現場でセメント運びや資材の片付け、掃除などをしているのと同じレベルです。
設計をしたりチームをまとめたりするような仕事は経験を積んでいかないと出来ません。
SE(システムエンジニア)、PM(プロジェクトマネージャー)など。
採用されたばかりのプログラマーの仕事を頭脳労働による土方仕事なんて言い方をする事もあります。
企業に採用される事を期待するなら、50代のあなたはそこに飛び込もうとしています。
厳しそうでしょう。
でも「会社組織の中でプロジェクトのリーダーをやっていた」というような実績があれば若いプログラマーをマネージする仕事につけるかもしれません。
あなたの経験、実績を企業がどう評価するかですね。
フリーランスという働き方
少人数でやっているIT関係の会社ほどプログラマーは人手不足なのが現状です。
新しく人を雇用する余裕のないところは外注に頼りますよね。
大きなプロジェクトならブロックによってそれほどスキルの高くない人に任せても大丈夫な部分というのはできてきます。そういうものを外注に出す場合にプログラマー向けの仕事サイト(アウトソーシング・マッチングサイトなど)に掲載する事はよくある事です。
別のケース
ITとは関係ない小規模な会社が自社のホームページを作りたいと思ってIT制作会社で見積もってもらったらかなり高額だった。
安く出来ないかとプログラマー向けの仕事サイトでホームページ制作を依頼するというケース。
僕はこのやり方で仕事を受注し始めました。
相手もよくわかってない、自分もよくわかってないという状態なので試行錯誤しながらやる事になります。
報酬は安いです。だから素人でも受注出来るわけです。まともなプログラマーなら相手にしない安い案件だからです。
発注してくれる相手には迷惑な話ですが素人が勉強しながら経験を積むにはこういうやり方もありだと思います。
ぼくが最初の仕事を受注したのがここです。
ほとんどの仕事が自宅での作業がメイン。
正直、まともな仕事はあまりないんです。
クオリティは求めてなくてとりあえず動くプログラムを相場の半分以下の報酬で引き受けるような連中を相手にしているようなところです。とても安い報酬なのに何度も作り直しをさせられた事もあります。
まあ、修行ですね。
在宅ワーク
フリーランス(個人事業主)なら在宅ワークという働き方もありますよね。
在宅ワークに関する調査データ
厚生労働省 平成25年度のデータ
→https://homeworkers.mhlw.go.jp/research/research-h25.html
対象者:全国の在宅ワーカー(15~69歳)
仕事の獲得方法
●自分から発注者とやりとりをして仕事を獲得している」75.9%
●クラウドソーシング(マッチングサイト)を通して仕事を獲得している。13.7%
最初はクラウドソーシング(マッチングサイト)で顧客を見つけて、信頼されたら直でやりとりをするケースが多いんだと思います。ぼくもそうでした。
仕事の内容
一番多いのが「データ入力」で15.5%
ぞれに対して、
システム開発・設計・プログラミング10.4%
WEBサイト作成8.4%
その他プログラミング関係全般を合わせると全体の36.3%
情報検索・計算処理
WEBサイト作成更新
ネットショップ運営・管理
ソフトウエアのバグチェック
オンラインパソコンインストラクター
これらが内訳ですが結構あると思いませんか?
プログラマーの働き方の形態
プログラマーの働き方の形態として次のようなものがあります。
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
- アルバイト・パート
- フリーランス
50代未経験(自分で勉強している程度)では正社員採用はまず無理でしょう。
他はそれなりに可能性はありです。
フリーランスなら年齢はまったく関係ありません。
自分の実力次第。
副業としてのプログラマー
副業じゃだめなんですか?
のんびりとやるんだったら、週末だけのプログラマーでもいいんじゃないでしょうか。
クラウドソーシング・マッチングサイトで簡単そうな案件を受注して土日を使って制作するイメージです。
プログラマーの給与・報酬
働く地域、企業、案件によって全然違うのですが目安としてみてください。
●正社員
給料(目安は20万〜40万)
●契約社員
給料(正社員よりは少ない)
●派遣社員
時給(目安は1300円〜1,800円て移動)
●アルバイト・パート
給料(派遣社員よりは少ない)
●フリーランス
クラウドソーシング・マッチングサイトで実際にあるのは1案件(1万〜70万)
人手不足の状態が続いているうちに飛び込んだ方がいいかも
エンジニア業界では最下層と言われているプログラマー。
人手不足なのでスキルがない人間でいいのでとりあえず雇って使い捨てするイメージです。
とくにブラック企業の派遣先に常駐している新米プログラマーなどは現代の3K職業と言われています。
そんな3K職業に就きたい人は少ないのでずっと人手不足の状態が続いているんです。
しかし今後AI(人口知能)のシステムが増えてきますよね。
それを見越してプログラミングという職種に入って来る人は増えてくると思います。
そうなれば業界の人手不足はいつまで続くかわからない。
すぐにも行動を起こした方がいいかもしれません。
プログラミングスクールで自分に投資する
時間に投資をする
ぼくはすべて独学で遠回りをしていたので稼げるようになるまで大分時間がかかってしまいました。
独学で勉強するよりプログラミングスクールで教わる方がそりゃ速いです。
でも違いはプログラミング技術だけでなく仕事を得るまでの時間が違うと感じました。
プログラミングスクールではフリーランスのコースがあり、仕事の取り方なども相談する事が出来ます。
カリキュラムを終える頃には自作のアプリケーションがいくつか出来ている状態です。
それも講師がチェックして人に見せても恥ずかしくないようなレベルのものです。
ぼくが辿って来た時間と比べると1/3程度か、もっと短い時間でそこまで到達出来てしまうと思ってます。
プログラミングスクールの授業料は決して安いものではないです。
でもかなり効率のいいリターンが得られる自分に対する投資だと思います。
フリーランスコースのあるプログラミングスクールの紹介
フリーランスコースは高い
他のコースと較べるとフリーランスコースは大抵高く設定されています。
これには明確な理由があって他のコースの場合卒業生を企業に紹介する事が出来ます。
すると企業からは人材紹介料がスクールに入ります。
フリーランスコースの人は独立するのが前提なのでこれがないんですね。
スクールとしてその分割高な料金にしないと利益が出せないのです。
TECH::EXPERT
「副業・フリーランスコース」
「もし案件が獲得出来なければ受講料を全額返金します。」
もちろん無条件で返金してくれるわけではない。
副業・フリーランスコースの場合で案件を獲得できなかった場合。但し、当社が別途定める期間内にプログラミング学習を修了し、かつ当社が別途定める副業・フリーランス活動の基準を満たしたユーザーのみを対象とします。また、返金を希望する場合は案件が獲得できていないことを証明するための書類として、確定申告書の写しの提出が必要となります。
引用;https://tech-camp.in/
598,000円(税抜)
分割24回 1回目33,580円(税込) 2回目以降30,000円(税込)
[TECH::EXPERT副業・フリーランスコース]は、未経験からプロのエンジニアスキルを身につけ、フリーエンジニアとして案件獲得までを完全サポートします。
引用:https://tech-camp.in/
侍エンジニア塾
フリーランスコース
438,000円(税抜)
実際にフリーランスで仕事をしている人を講師として雇っていいる。
フリーランスで仕事をとっていくためにどんなカリキュラムを受講していったらいいか、その人にあったカリキュラムを組んでくれるコンサルタントがいる。
受講料が高い分、実際に仕事がとれるようにサポートしてくれる。
TechAcademy
オンラインのみのスクール。
すべて自宅で受講出来る。
担当の講師がつきオンラインでの面談もあり。
WEBデザインコース+wordpressコース
wordpressとは協力なWEBサイト作成ソフト
世界中の90%のウエブサイトがwordpressで作られています。
これが使いこなせれば実戦で仕事になります。
日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」と提携し、Webデザインコースを受講された方にお仕事を紹介することが可能です。
8週間コース 248,000円(24回分割払いあり)(税抜)
無料スクールもあるのだが
プログラミングスクールの中には無料で受講出来るところがあります。
そのしくみはプログラミングのスキルのある人材が欲しい企業と提携をしていて卒業生がその企業へ就職してくれれば紹介料が企業からスクールに払われる。
生徒はお金を払わずに受講出来るがスクールが指定する企業に就職するのが条件というもの。
まず職につく事を優先するなら使いたいスクールだが、年齢制限があり、どこも30歳までなっている。
まとめ
僕の場合はかなり遠回りをしてしまったのですが、それなりにメリットもありました。
それは試行錯誤して自分で仕事を開拓していった経験です。
これは次にまたプログラミング以外の仕事にチャレンジする時に確実に役に立つスキルとなるでしょう。
もし今みたいなプログラミングスクールで学ぶという方法を知っていたらどうしてました?
でも、その頃はよくわからないでもがいていたから、「たられば」を考えてもしょうがないでしょう。
僕と同じような道を歩むか、自分に投資をして時間を短縮するかはあなたが決める事です。
がんばってプログラマーになってください。
以上「50代で未経験のあなたがプログラマーに転職出来るか?」という記事でした。
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