経産省大臣官房統計調査グループの資料(2020年3月23日付)によるとIT業界の人手不足はこの先も続きます。
現在のIT業界の求人数は圧倒的に東京が多いです。
しかし大手IT企業が地方で展開していく流れはすでに始まっていて、これからは地方でのIT業界の求人が増えてくるでしょう。
そうなるとIT業界で働くイコール東京に出なくてはいけない、こういった図式は確実に変わっていくはずです。
今回の記事では地方在住未経験のプログラマー (エンジニア)志望の人が地元にいたままで出来る働き方を調べていきます。
コロナウイルスの影響でテレワークが主体になりオフィスを解約してしまうIT企業が続出しています。
地方にいたままプログラマー(エンジニア)として働ける可能性は確実に高くなったと言えます。
2020年12月16日加筆
ぼくは東京在住ですがコロナ渦の今、打ち合わせがすべてリモートになってます。フリーランスのプログラマーとしては東京に住む必要はまったくなくなりました。
地方在住のプログラマー (エンジニア)はこういう働き方がある
地方在住のプログラマー (エンジニア)の働き方
首都圏ではなく地方に住みながらプログラマー (エンジニア)として働くには次の3つのスタイルがあります。
- 首都圏の会社に籍をおきながら地方でリモートで働く
- フリーランスとしてオンラインで仕事を獲得する
- 地元の企業ではたらく
1と2はインターネット環境とパソコンがあればどこでも仕事が出来るIT関連の仕事の特徴ですね。
どちらも未経験では、すぐさまこの働き方をするのは無理があると思います。
今やランサーズ、クラウドワークスといったサイトがあるので最初からフリーランスで仕事を受注するのが以前よりも確実にやりやすくなってますね。
3の地元の企業で働くスタイル、これはIT関連の会社ではなく一般企業の社内SEの仕事だと見つかりやすいです。
未経験でも採用される可能性は高いです。
プログラムの知識はあるがプログラマー・エンジニアとしての実務は未経験という意味です。
IT関連の求人の「未経験可」もほぼそういう意味です。
次にそれぞれを詳しくみていきましょう。
首都圏の会社に籍をおきながら地方でリモートで働く
未経験者がいきなりリモートワーク出来る求人はほぼない
未経験者がいきなりリモートワークという働き方で正社員採用される求人というのはほぼないです。
入社して実績を積み、ある程度の仕事ならまかせられるという信頼を得ないとリモートワークは難しいのです。
単純なデータ入力業務を何年やってもプログラマー・エンジニアとしての実務経験としてはまったく評価されません。
まずは首都圏の企業に入社
まず最初に首都圏の企業に入社することからスタートです。
当然引っ越しが必要になりますね。
最低でも一年以上勤めて実績を作ります。
そのうえでリモートワークが出来ないかを相談してみます。
これはあなたが会社から信頼される仕事が出来ている事が前提です。
ある程度評価されていないと難しいでしょう。
もしも、その会社でリモートワークが出来ないなら出来る会社に転職するという選択肢もあります。
リモートワークをしている人が実際にいる会社に転職出来たら、再度相談をしてみるという流れです。
段階としてはリモートワークの許可が出ても、まずはそのまま首都圏に住んだまま在宅で仕事をする。
そして問題がなければ地元または生活したい地方への引っ越しをします。
これで首都圏の企業に籍をおいたまま地方でのリモートワークという働き方が実現します。
就職サポートのあるプログラミングスクール
このような働き方をしたいあなたにおすすめのプロセス第一歩は就職サポートのあるプログラミンスクールに通う事。
就職サポートのある通学型プログラミンスクールは首都圏にしかありません。
どうせ出て来なくてはいけないので首都圏への引っ越しをして、プログラミングスクールに通いましょう。
ただしオンラインで完結しているスクールなら地方にいたまま受講を完了することが出来ます。
2020年6月加筆
コロナの影響で各プログラミングスクールではオンライン授業に力を入れていますね。
地方にいても初歩的なスキルなら身につけられるでしょう
2020年12月加筆
リモートでの求人もとても増えてきました。
プログラミングスクールを使い短期でスキルを身につける。
プログラマー・エンジニアとして職につく。
これらがすべてオンラインで完結する状況になっています。
DMM WEBCAMP
DMM WEBCAMPは未経験者向けのカリキュラムが充実していて就職・転職保証付。
スクールは東京と大阪にあります。
就職・転職保証とは文字通りスクール卒業後の就職・転職先を必ず探してくれるということです。
ただし基本的には30歳未満の方が対象です。(例外はあり)
受講完了後、3ヶ月以内に転職・就職できない場合は全額返金しています 。
(DMM WEBCAMPより引用)
→DMM WEBCAMPの詳細記事
すぐに働き出したい人は就職・転職保証のあるスクールを選ぶべし
GEEK JOB
利用条件:高卒〜29歳まで
無料で利用できる。
そのしくみはスクール卒業後に紹介された企業への就職が条件になっていて、企業は人材紹介料をGEEK JOBに支払う事で成り立っている。
就職先はスクールに紹介される企業の中から選ばなければいけない。
→公式サイトで無料体験をチェック
テックキャンプ エンジニア転職コース
転職保証があるプログラミングスクールはほとんど年齢制限があります。
企業側からするとこれから育っていく可能性の強い20代の人材を採用したいからです。
しかしテックキャンプエンジニア転職コースは年齢制限なしで転職保証があります。
さらにオンラインのみで完結しているスクールです。地方にいたまま受講を完了出来ます。
コロナウィルスの今、通学型のスクールは閉鎖されているところが多いですからテックキャンプエンジニア転職コースは狙い目でしょう。
30代・40代の人はテックキャンプエンジニア転職コースを選ぶべし
フリーランスとしてオンラインで仕事を獲得する
もうひとつはどこにも所属せずフリーランス(個人事業主)として仕事をするやり方。
地方在住のままでも仕事が出来る
企業に何年か勤めて実績を積んで信頼を得てからフリーランスになって、その企業から仕事を請け負うというスタイルも考えられるが、最初から地方在住のままフリーランスとして仕事をする事は出来なくはない。
(実際、僕がそうです。東京在住ですがほとんどオンラインのみで仕事してますので東京に住む必要がない。)
仕事の獲得方法
プログラミング業界で何年も仕事をしてきた人なら人脈を通じて仕事がもらえるが、そういった経験ゼロではクラウドワークスなどのアウトソーシング系のサイトから仕事を得るしかないだろう。
最初は安い仕事しかないはず。しかしそういった案件から始めて、だんだん質のいい仕事をとれるようにする。
安い案件を練習のつもりで何件もやって徐々に実力をつけていったんです。
一週間で2、3万程度にしかならない案件から始めて1件200~300万程度の案件をとれるようになったんです。
オンラインプログラミングスクールでスキルを身につける
ぼくは独学でプログラミングを学びました。
メリットはたいがいの事は一人で解決出来るようになったこと。
フリーランスでは特に周りに教えてくれる先輩などがいないので一人で問題解決をしなければいけないのです。
デメリットはとにかく時間がかかった。
今思うのは、最初の基礎的な事はスクールで効率的に学べばよかったと思ってます。
フリーランスコースのあるオンラインプログラミングスクール
地方在住のままオンラインで完結するプログラミングスクールで学ぶ。
家にいたままオンラインでパソコンを通して学ぶというやり方です。
TECH BOOST
Tech boost(テックブースト)はエンジニアを採用したい企業側と太いパイプを持っている転職支援サービスの「株式会Branding Engineer」が運営しているスクールなのでサポートは充実している。
フリーランスのエンジニアに特化した「人材紹介サービスMidworks」も運営しているので、フリーランスで働きたい人の仕事サポートも出来る。
地元の企業ではたらく
IT企業はどうしても首都圏に集中しています。
地元でプログラマー (エンジニア)として働くには一般企業のIT部門や社内システムを扱う社内SEなどがいいと思います。
今やどんな業種でもIT化がすすんでいて自社内でのプログラマー (エンジニア)の需要はすごく伸びています。
人気のあるゲーム・サービスなど首都圏のIT企業が開発するアプリケーションのようなクリエイティブな仕事ではないですが地元で安定した働き方は出来ると思います。
例)
社員の勤務状況を管理するソフト、経費を管理するソフトなどの開発や保守管理。
地元にいたままオンラインプログラミングスクールでスキルを身につける
地元の企業ではたらくためまずはプログラミングの基礎的な部分の勉強が必要です。
地元にいたままスキルを身につけるにはオンラインだけで完結するプログラミングスクールで基礎的な部分をしっかりと身につけましょう。
プログラマー・エンジニアへの最短コース、コーチング型プログラミングスクール【COACHTECH】
●【COACHTECH】の特徴
自分にあったカリキュラムで学ぶ事で最短で目標到達が出来る。
毎日の質問チャット、週一での面談での進捗確認、これで8週間突っ走る。
オンラインで完結するので地方在住でも参加出来る。
2ヶ月間休みなしで頑張れるなら【COACHTECH】を選ぶべし

スキルがついたら地元の求人を探す
オンラインのプログラミングスクールで基礎的な部分が習得出来たら実際に地元の求人を探してみましょう。
sibire
→https://www.sibire.co.jp/
地方でのエンジニア・プログラマーの仕事探しに特化したサイトです。
社員として就職することにこだわらないで委託業務から始めるようにした方が見つけやすいですよ。
Workport
東京以外の仕事が探せる就職・転職エージェント
Workportでは「横浜・名古屋・福岡・大阪・TECH大阪・神戸・仙台」の各地方にてプログラマー・エンジニアとしての就職・転職を希望する人たちに就職支援を行なっている。
自分で探すことに自信がなかったら就職・転職エージェントにまかせましょう。
就職・転職エージェントは人材を紹介した企業からの紹介料(報酬)でビジネスをしていますのでユーザー(あなた)からの利用料はかかりません。
企業としっかりしたパイプを持つ担当のエージェントがついてあなたに合った企業を探してくれます。
まとめ
地方在住のプログラマー (エンジニア)志望の人が地元にいたままで出来る働き方のまとめです。
1・首都圏の会社に籍をおきながら地方でリモートで働く
まず首都圏の会社に就職して実績をつんでから会社に相談してリモートで働かせてもらう。
2・フリーランスとしてオンラインで仕事を獲得する
地方在住のままフリーランス(請負業務)として仕事をとっていく。
仕事がとれれば理想的だがなかなかのイバラの道。
3・地元の企業ではたらく
開発系の仕事は諦めて地元企業の社内SEなどの仕事をする。
クリエイティブではないが安定した生活が出来る。
地方在住で一流の開発の仕事をまかされるのは実績のある、かなりトップクラスのエンジニア・プログラマー (エンジニア)です。
そういった道を目指すのもよし、もっと普段の生活を大事にする方を選ぶのもよし、働き方はあなたの人生そのものです、じっくりと考えて今後の働き方を決めてください。
以上「未経験でも地方にいたままプログラマー (エンジニア)として働けるか?」という記事でした。
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